施工事例

光と風の部屋がある家(新築)

出会い

“格子の家”のお施主様の息子ご夫妻。当初、奥様は他社で箱型のモダンな家を希望されていました。建築にとって“よい、ふつう”ついて素直にお話をさせて頂いたところ、家に対する考え方が変わりました!とご依頼を頂けることになりました。

プロセス

景色が良い高台の敷地でしたが四方を建物に囲まれているため、2階にLDKを配置しました。眺望は確保できましたが、外とのつながりが希薄になってしまいます。そこで半分、外のような空間つくり、室内に居ながら外にいる感覚を味わえるようにと提案させていただきました。季節のよい時期はバーベキュー、冬はひなたぼっこ、洗濯物もここに干せば冬でもよく乾くそうです。特にこだわったのは玄関から2階LDKまでの移動するときの住む人の気持ちです。1階にLDKのある家より2階に行くことが多いため階段の上り下りを気持ちよく、円滑に日常生活が送れるよう機能性、精神面ともに配慮しながら設計しました。現場に行くと子供さんが、“あつしさん、こんにちは!”と、さんづけでいつも元気よく挨拶してくれた事が思い出されます。


<お客様の声>

自分が描いていた理想の家を細かく聞いてもらえました。専門的に可能なことや、こうした方がいい、ということを納得いくまで話してくださったことに、とても信頼感を感じました。我が家は2階リビングで、景色の見える方向も緻密に考えてくださったので、家が密集している土地でありながら、開放的な空間になりました。また、広めのバルコニーを作りたいと要望を伝えたら、半分外になる空間にした方が、いろんな季節を楽しめる、と提案してくださって、リビングに隣接したサンルームにすることに。この場所が重宝していて、冬は暖かい日差しをとりいれてくれるし、夏は風通しの良い気持ち良い空間になっています。洗濯物も、雨でも干しっぱなしで大丈夫。水回りも2階に持ってきたので、家事導線も楽です。あつみ建築さんは、素人ではイメージできない立体の美しさを表すセンスが素晴らしいと思います。住み心地にとても満足しています。